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【コロナ禍の出産レポ】念願の無痛分娩!東京・愛育病院にて出産しました(2022年10月)

2022年10月に東京・愛育病院にて第一子となる女の子を出産しました。
妊娠中は色んな方の出産レポや無痛分娩レポを読み漁っていたので、誰かの参考になればと思い、私もブログに残すことにしました。

都内で産院をどこにしようか迷っている方や愛育病院で出産予定の方に向けて、良いところも悪いところも正直に書いてみたので、是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

愛育病院を選んだ理由


私は関西出身なのですが、今回里帰りはせずに都内の病院で出産し、産後は実母にしばらく手伝いに来てもらうことにしました。
私が産院を決める際に重視した点は以下の3つ。(優先度順)

  • 無痛分娩ができる
  • 自宅から30分以内
  • 総合病院

大前提として、出産するなら絶対に無痛分娩がいいと決めていました。
理由は、①産後半年以内に仕事復帰したい=産後のダメージを極力少なくしたい、ということと、②痛みを軽減できる分娩方法があるのにわざわざ痛い方を選びたくないという気持ちがあったからです。(痛いのイヤ・・・泣)
そして家から近いこと(車を持っていないので電車で30分以内 & タクシーでも20分以内で行けること)もマスト。
総合病院というのは絶対条件ではなかったですが、赤ちゃんに何かあったときにすぐ対応してもらえる & 自身が喘息持ちということもあり「設備が充実していてハイリスク分娩にも対応している総合病院のほうが安心かな」と思い総合病院を選びました。
ちなみに臨月のときにコロナ陽性となってしまったのですが、総合病院にしといてよかった・・と心底思いました。(その時のことは別記事にて書いてます)

以上の条件が揃っていた病院が2つしかなく、そのうち、よりアクセスがよく雰囲気もよかった愛育病院で出産することに決めました。

愛育病院の無痛分娩について


一言に無痛分娩といっても、最初から麻酔を入れる完全無痛分娩(計画分娩)や、陣痛がきてから麻酔を入れる無痛分娩(和痛分娩)、最後いきむ時のために少し痛みを残しておく方法など色々ありますよね。

愛育病院の無痛分娩は、自然に陣痛が来るのを待ち子宮口が5cmほど開いてから麻酔を入れる方法で、病院では麻酔分娩と呼ばれていました。
当初は出産日が決められる完全無痛分娩がいいなと思っていたのですが、結果としては自然分娩と無痛分娩のいいとこどりができるこの分娩方法が経験できて良かったなと感じています。

ちなみに麻酔分娩の費用は出産費用プラス20万円。東京でも高いほうです。
欧米では無痛分娩が主流なので、この辺の助成や医療体制の整備が日本ももっと進んだらいいなぁと感じました。
※ 出産費用はこちらの記事で公開しています。

出産レポ(超簡潔編)


10/7
出産予定日(特に何事もなく過ぎ去った)

10/8
朝から前駆陣痛・おしるし・破水のフルコンボで病院に連絡 → お昼過ぎに入院
病院にてNST → 待機室に移動して陣痛を待つ → 23時ぐらいからだんだん痛みが強くなる

10/9
結局痛みで一睡もできず。朝6時半にLDRに移動。この時点で子宮口3cm。15時過ぎには子宮口5〜6cmまで開いて麻酔許可がでる。背中から麻酔を入れてもらい18時過ぎに子宮口全開!ただ赤ちゃんの頭が大きくて中々降りてこず、結局21時まで待つものの降りてくる気配なし。帝王切開になりそうだったが、幸い、いきむと赤ちゃん降りてきてるとのことで、そのまま自然分娩にて21時半ごろに無事誕生。

愛育病院の先生やスタッフについて(私が感じた印象)


大きな総合病院なので、妊婦検診では毎回違う先生に診てもらっていました。
担当医のスケジュールは病院のHPに公開されており、先生の希望も伝えられるみたいなので、最初は色んな先生に診てもらって相性の良い先生がいたら指名するのがいいと思います。私は特に指名はなかったので「できれば女性の先生」という希望だけ伝えていました。(ただ、1度だけ男性の先生になったことがあったのですが、その方が1番丁寧な対応だった)

総合病院なだけあってスタッフの人数が多く、医師・看護師・助産師・受付スタッフ全体的にベテランから新人さんまでバランスよく揃ってる印象です。

医師
大きい病院あるあるなのか、コミュニケーションは事務的で必要最低限な印象。聞かなくても色々教えてくれたり親身に相談にのってくれるという感じではなかった。別に感じが悪いという意味ではなく、こちらから質問すればしっかり答えてくれるし、中にはフレンドリーな先生もいる。色んなタイプの先生がいるので、相性の良い先生が見つかればラッキー。私は特に指名はせず。個人的には分娩時に立ち会っていただいた先生がフレンドリーでお母さんみたいな頼れる感じでよかったけど、検診では出会わなかったので、もしかしたら分娩担当なのかな。

看護師
看護師さんは日勤と夜勤の交代制で人数も多い。妊婦健診に通っていた時は特に深いコミュニケーションはなかった。ベテランから新人さんまで揃っていたが、よく聞く「言い方がキツイ」「上から目線」「患者に寄り添ってくれない」みたいな人はおらず、みんな優しかった。

助産師
助産師さんもみんな優しく、医師や看護師に比べて話しやすく親しみやすい雰囲気の人が多かった。医師の診察は10〜15分でさらっと終わるのだが、助産師外来の日はついつい色々質問してしまってだいぶ長々と居座っていたと思う。
病棟の助産師さんもみんな優しくて、ママと赤ちゃんに寄り添ってくれる印象。人数もいるので担当の人以外にも色んな人に助言をもらえたり、担当の人が忙しくても他の助産師さんがすぐ来てくれたりと、そのあたりは人数の多い総合病院の良さだと感じた。

受付スタッフ
年配のスタッフはベテラン風で、次回予約もお会計も毎回テキパキと処理してくれた。対応も丁寧でこちらから言わなくても希望を汲み取ってくれたり先回りした気遣いが◎。若いスタッフが1名いるが、こちらはまだそこまでの気遣いはなく事務的な対応。こちらから言わないと先生の希望を聞いてくれなかったりするので要注意。

個室はあるの?入院部屋ってどんな感じ?


愛育病院は10階建てで、2階が産婦人科外来、3階がLDR、7階と8階が入院病棟となっています。9階には売店もあり、入院時の必要グッズや衛生用品、赤ちゃんグッズなどが揃っています。もちろん電子マネーも使えるので入院グッズにお財布は不要です。

入院部屋は、4人部屋の他に3つのグレードの個室があります。1番安い個室で1日2万円〜。7階に大部屋と2万円の個室。8階にその上のグレードの個室とVIPの個室があります。
個室は確約ではなく入院時に希望の部屋が空いていれば入れるといった感じで、入院期間は自然分娩で5日間、帝王切開の場合は7日間。経過に問題がなく希望すれば1日早く退院することも可能でした。
※ 画像は(散らかってますが)4人部屋。スペースはカーテンで仕切られています。右側にテレビとミニ冷蔵庫もあります。

大部屋
◎ 追加料金がかからない
◎ 他に入院している人がいなければ貸切状態
◎ ママ友ができる可能性あり(私は隣の方と少し話した程度でしたが、退院後も関係が続くママ友ができたと言っている人もいました)
△ シャワー、トイレが共用(トイレは部屋をでてすぐ隣にあり、シャワーも近くにあったので不便には感じませんでした)
✗ ベッド周りのスペースが狭く隣の話し声が聞こえるので、家族や友人が面会に来る予定の方は個室のほうがいいかも(入院フロアのラウンジや9階の売店前に休憩スペースがあるので、体が大丈夫であればそちらに移動すれば問題なし)
✗ 夜赤ちゃんが泣き出した時に気兼ねする(私はこれが1番ツラかった)
✗ 常に仕切りのカーテンを締め切っているので、空気がこもっていた
✗ 向かいの人のいびきがうるさかった

個室
◎ 生活音や深夜の赤ちゃんの泣き声など他の人に気を遣わなくていい
◎ シャワー、トイレが室内にある(帝王切開などで動くのがツライ人は個室がいいかも)
◎ スーツケースなど大きな荷物も広げたまま置いておける
◎ 来客時に気兼ねせず話せる
◎ 1番グレードの低い部屋でも十分広くソファもあるので、お見舞いに来た人も他の人に気兼ねせず寛げる
✗ 追加料金がかかる
✗ 広い部屋に1人で寂しい
✗ 他のママさんとの交流がない(大部屋だからといって交流が多いわけでもないですが・・)

私は今回節約のため大部屋にしましたが、夜中に赤ちゃんが泣き止まない時やお菓子を食べる音など、意外と隣の人に気を遣って中々リラックスできなかったので、次回は個室がいいな・・と思っています。

愛育病院の良かったところ◎


  • 最新の設備やスタッフが揃っており、ハイリスク分娩にも対応している
  • 24時間365日麻酔科医が在籍しており、いつでも麻酔分娩が可能
  • 総合病院にしては妊婦検診時の待ち時間が少ない
  • 病院内が広くて綺麗。清潔感がある
  • JR沿線 / 駅から徒歩5分でアクセスが良い
  • スタッフがみんな優しい
  • 万が一コロナ陽性になってもそのまま分娩可能
  • 母子同室(これは人によって異なるかと思いますが、初日から母子同室だったおかげで退院後の生活リズムが早く掴めた気がします)

愛育病院のうーんなところ△


  • 出産費用が高い
  • 妊婦健診費用も高い(助成券を使っても数千円〜数万円の実費あり。お会計が¥0だったのは1度だけ)
  • 費用が高い割にはサービスが普通(お祝い膳やエステなどはなし。出産祝いでミキハウスのギフトセットをいただいたが、それよりお祝い膳にしてほしかった←)
  • 母体回復よりも赤ちゃん優先な印象(もちろん休みたいときは預かってもらえるが、自分から伝える必要あり)
  • 4Dエコーが有料
  • 4DエコーやNIPTなどの出生前診断は南麻布の愛育クリニックでの受診になる(人によってはアクセスが悪い)

私が事前に調べた口コミの中で多かったのが、「ご飯が美味しくない」「費用が高い」「スタッフの対応が悪い」という意見でした。
無事愛育病院で出産した私が想像するに、「料金が高い割にサービスが普通」という印象なので、それが結果として満足度を低くしている要因なのではないかと感じました。

さいごに


以上、愛育病院での出産についてまとめてみました。
初産で初体験なので他に比べる対象がありませんが、私は総合的に満足しており愛育病院で出産できて良かったと思っています。
皇室や芸能人などVIP御用達で医療レベルは高いので、特に麻酔分娩を検討している人やハイリスク妊娠に該当する人は安心して出産に臨めるのではないでしょうか。

他にも「出産費用について」や「入院中の食事について」などまとめているので良かったら併せて参考にしていただけたら幸いです。

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